腐青年がBL漫画を読み漁る

BL漫画を読んでレビューしていきます。たまに創作もするかもしれない。

あちらこちらぼくら

あちらこちらぼくら

 

こんばんは。

今日はたなとさんです。

 

こちらは、BL未満の男子高校生2人の青春を描いた漫画なのですが、とてもいいんです。ジャンルもBLというよりは、青春日常マンガです。連載もマンガワンで、BL雑誌ではなかったようです。

 

f:id:saekitaro:20200605212102j:image

天文部、ネガティブ、おどおどしている、人付き合いは苦手な園木君。なぜか目立つグループの真嶋君に懐かれて戸惑っている。

 

 

f:id:saekitaro:20200605211022j:image

ハンドボール部の幽霊部員、見た目ヤンキー、距離感が近い真嶋君。なぜか園木君のことが気になって仕方がない。

 

 

全くタイプが正反対な2人が、高2のクラス替えから仲良く(?)なり、相手の趣味が気になったり、相手が他の人と仲良くしてたら嫉妬したり、一緒にカフェでケーキを食べたり、お互いのことを尊敬していたり、文化祭を2人で抜け出したり、すれ違ったり、青春するマンガです。※付き合ってません。

 

f:id:saekitaro:20200605211302j:image

 

f:id:saekitaro:20200605211309j:image

 

距離感が近くて、側から見ると付き合ってるんじゃない?と思うくらいなんですが、当の本人たちは自分の気持ちに気付かないままに高校時代を過ごします。

 

でも完全に両想いなんですよね。

両想いな男子高校生2人が、お互いに気付かないまま数年を一緒に過ごすって、最高に良くないですか?

 

もちろんBLな、付き合ってる2人も見たいですが、これはこれで最高に良いんです。

 

本当に、友達以上恋人未満なふたりです。

BLだったらもうこれ押し倒してる!!みたいなシーンもありますので、焦らされている感じです。

 

天文部のメンバーのほんわかした雰囲気も癒されるし、クラスの人たちもみんなキャラが立っていて、進路の話、受験、文化祭、修学旅行…青春だなぁと。

 

園木君の、コミュニケーション苦手な人特有の思考回路とか、おどおどしてしまうのも、すごく共感できます。(私もコミュニケーション苦手)。

どこまで友達にカウントしていいかわからない感じも、ちょっと会話に間があると逃げたくなる感じも。

 

男子高校生同士、女子高生同士が仲良いのをニコニコ眺めている感じです。普通の青春漫画だと、仲がいい2人で勝手に妄想して萌えるんですが、ここにはちゃんと正真正銘のBLがあるんです。それがもう最高で。

 

 

f:id:saekitaro:20200605210528j:image

 

百合?もちょっとあります。

ランちゃんとマキちゃん。

私はBLほどではありませんが、百合も好きです。失礼かもしれませんが、小動物が戯れあっている感じで微笑ましいです。

 

 

全3巻で、完結済です。

何回読んでも尊い青春漫画ですので、ぜひ読んでみてください。

私は完結後に知りましたので、連載時は読んでいませんでした。それが悔やまれます。リアルタイムで毎週楽しみにして味わいたかったです。

3巻の最後はイラスト集ですので、まだページが残ってる…!と思いながら読んでいても、30ページほどを残して終わってしまいますのでご注意ください。

 

 

ちなみに。

 

全3巻の旧装版は電子のみで、上下巻の新装版は紙であるみたいです。新装版を手に入れたい。ギリギリBLじゃないからいけるか…?と思いつつ、漫画を普段買わない私がこれだけ持っていたらおかしいのでやはり買えません。くぅ。新装版もrentaであればいいのに。

 

 

そして、続きがあります。

『あちらこちらぼくら(の、あれからとこれから)』というタイトル。

一冊に纏まらないかなぁと思っているところですが、こればかりは単話買いに手を出してしまいそうです。1話はAmazonKindleで無料でしたので読んでしまい、これまた最高すぎて。単話買いはしない、という決意は風前の灯です。

こちらはBL誌に掲載されてますので、そこら辺も期待ですね。

※10分後追記、Kindleで全話購入しました。今から読みます。

※追追記、7話まで読みました。「あちらこちらぼくら」を3巻まで読まれた方は絶対に読んだ方が良いです。園木君は園木君だし、真嶋君は真嶋君でした。

 

それでは、おやすみなさい。

 

↓ぽちっと応援お願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ