知らない顔
こんばんは。
今日は日高ショーコさんです。
絵が丁寧で綺麗で良いですよね。短編集なのですが、前回チラッとお話しした、私の性癖を歪めた短編が入ってます。お楽しみに(?)
表題作は、幼なじみの高校生2人のお話です。
春山くん(右)×田辺くん(左)
2人が小学生の頃に一緒に卓球を始め、田辺くんは才能を開花させます。春山くんはそれが面白くなくて、中学からは卓球を辞めてバレーを始めます。そこから、2人は同じ学校なのになんとなく距離が空いて…。
というお話です。
田辺くんが健気で可愛いです。
健気受、好物です。
幼なじみなのに、進学するとなんとなく話さなくなる相手って、私もいました。気にはなりつつ、きっかけがないので話すこともないまま卒業したりするんですよね。
卒業後数年経った2人も出てきます。
もう、小学校時代からしっかり温めておきました!という感じがします。両方がツンデレを拗らせていてなかなかくっつかない2人ですが、読んでる方からするとわかりやすいことこの上ないのが可愛いです。
『初恋のひと』
唐橋(左)×藤原(右)
不細工特集で描かれた短編です。
同じ野球部に所属していた2人。不細工ではあるが優しくて口下手な唐橋くんに恋していた藤原くんですが、転校して離れ離れに。
それから大人になって再会したら、イケメンになっていて…。
昔の方がかっこよかった!!!詐欺だ!!!
となる、B専(死語?)な受のお話です。
あまり重みはありませんが、テンポが良くて好きなお話です。パーツは高校時代からあまり変わっていないのに、しっかりイケメンに描かれている唐橋すごい!と思いました。
『運命のひと』
(私の中で)伝説の短編である、『運命のひと』です。待ってました!!!
ドSイケメン歯科医攻
です。
そして受は、我慢強い系M
虫歯がかなり悪化したところでやっと治療にきたことから、相手が我慢強いひとだとわかり、わざと雑に治療する星野先生。
そしてそれに耐えてしまう杉田さん。
歯医者さんで、どこまで我慢すべきで、どこから無理!と言っていいかわからないのは共感です。ただ麻酔なしの虫歯治療はゾッとしますので、杉田さん相当だと思います。
痛いのが好きなわけではないですが、痛いのを我慢して褒められることに喜びを感じるタイプのMです。
子供みたいに純粋な目で、嬉しそうに杉田さんに悪戯をする星野先生。最高です。耐えてくれる『運命のひと』に出会えてよかったね…。
また、杉田さんも、我慢強すぎることで色々と損しがちで、『我慢強いね!』と嬉しそうに褒めてくれるのは星野先生くらい。
この、お互いがお互いの破れ鍋に綴蓋だ〜!!!となる関係が大好きです。
完全にフェチの世界な気がして言葉ではうまく魅力を伝えられたかわかりませんが、この短編は私の中で伝説ですので、良かったら読んでみて欲しいです。
歯科医攻沼に落ちましょう。
もう1話、江戸時代の職人ものBLの短編もあります。
『運命のひと』の余韻で少し霞んでしまう短編です。(失礼)
もし良い歯科医攻ものをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。よろしくお願いします。
それでは、おやすみなさい。