宇田川町で待っててよ。
名作です。
四天王の1人秀良子さん。
その中でも1番好きです。
これはもうBL漫画とかそういう次元を飛び越えて、本当に好きな一冊です。
萌えとかそういう次元にないというか、うっかり本棚にしれっと置きたい。
クラスに1人はいる、暗くてぼっちで謎の音楽を聴いてるような高校生
×
女装趣味なクラスの中心の高校生(女装趣味は誰にも秘密)
これが化学反応を起こすんです…。
ポイントは、女装が似合っていないこと。
女の子みたいに可愛い男の子が女装してるんじゃないんです。でもそんな子じゃなくても女装してみたいって人、実はたくさんいると思います。
女装してない学校での2人はこんな感じ。
もともと友達とかではないです。
女装をたまたま目撃してしまったことから2人の関係が始まります。
この話、受に共感してしまうんです。
女装趣味なわけではないですが、誰しも、
人に言えないけど好きなこと
あるんじゃないかなって思ってます。
私の場合はこのBL趣味です。
受の八代くんと同じように、私はクラスではそれなりに目立つ方で、BLが好きだなんて絶対バレないように生きてました。
そしてクラスに1人はいる、いつも1人で過ごす自由な男子。私の学生時代にもいました。周りに馴染んでなくて、笑われたりもしていました。でも本人は気にしてない風でした。
当時は馬鹿にしていたけど、本当は、周りを気にしてる私より、彼の方が自分を持っていてかっこいいんです。
堂々とBL趣味を暴露して、BL仲間と萌えの話なんかしてみたかった…と未だに思います。
忘れっぽいのでクラスの人の名前をどんどん忘れていっていますが、彼の名前はずっと覚えています。
自分のしたいことをするってかっこいいですよね。もしそういう価値観の世界だったら、私も1度は女装をしてみたいです。
少し脱線しましたが、そんなお話。
でもそれだけじゃないです。
全部書くとネタバレになるので書けないですが、受の気持ちの変遷も本当に丁寧に描かれていて、一つも無駄な展開は無いと思うくらいに全て意味があります。
本当にすごいな、と思います。
キャラクターが生きてます。
秀良子さんの漫画はこれまでにも何度か読んでいましたが、ここで完全にファンになります。
好きな作品は他にも色々ありますが、名作を選べと言われると迷わずこちらを推します。
私の中のバイブルです。一冊BL漫画を本棚に置くとしたら、これです。
そして萌えとかそういう次元にないとか言いましたが、もちろん萌えます。笑
攻も百瀬、気持ち悪いけどかっこよく、背が高いところがいいんですよね…。でも気持ち悪い、そして最高にかっこいい。そこがいいです。
八代くんがなんだかんだ惚れてしまうのもわかります。こんなふうに認めてほしい。
熱く語ってしまってすみません。
読んでいただいてありがとうございます。
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