4月の東京は…
こんばんは。
今日はハルさんです。
初めて読んだ作者さんですが、絵もお話の運び方も丁寧だなという印象です。好みの絵ではないですが、気になることなく読めました。
テーマは『初恋』。
上下巻で完結しています。
攻の滝沢和馬
アメリカ帰りの帰国子女。
10年前に1年間だけ東京にいた。
受の石原蓮
2人の勤める会社で、トップデザイナーとして働く。ゲイ。綺麗な顔立ちでかなりモテる。
10年前。中学生だった時に出会った2人。お互いに初恋だったのですが、伝えることもなく、いろいろあって10年間会えずじまいになりました。(尊い)
そして10年後に再会しますが、10年前のことはなかなか触れられず…。現在と過去が交互に描かれる形でお話が進んでいきます。
現在ではお仕事シーンも多く登場します。
上下巻ともなると登場する『第3の男』(笑)
今回も登場します。
10年前から両想いなので、イチャイチャが可愛いです。ただすれ違いまくりの2人なので、すんなりとはいきません。
攻の滝沢くんは料理が出来て甲斐甲斐しく、仕事もできて、長身の帰国子女、というスパダリです。作中では受の方がモテるのですが、攻の方が有料物件でモテそうです。
1番好きなシーンは、箱のシーンです。それまでわりとなんてことはないBLなんですが、そこで10年の重みがブワッとくる感じが好きでした。
初恋ものですが、お話はかなり重めです。受の蓮くんの過去を思うと苦しくなるくらいの重さです。ハッピーエンドなので暗いばかりではありませんが、ライトなBLを読みたいときには向かないかも。
それでは、おやすみなさい。